お客様の安全・安心への取り組みについて
全てのお客様が安全・安心に遊園地をお楽しみいただくために、遊園地のあらゆるリスクを洗い出し、顧客安全に関わる改善活動を日々行っております。
富士急ハイランドは、ご来園いただいた全てのお客様に安全・安心を提供し、楽しい思い出をお持ち帰りいただけるよう、従業員一同、安全・安心の取り組みに全力を尽くしてまいります。
安全・安心確保のための取り組みについて
ソフト面での取り組み
- 全てのお客様にアトラクションを安全にご利用いただくため、「リスク回避」、「注意喚起」、乗車後の「異変感知」について、お客様に協力をいただきながらお客様に寄り添った安全対策に取り組んでまいります。
- 定期的に、アトラクション乗車後の顧客アンケートによる情報収集を行い、分析を行うことで継続的に改善を図ってまいります。
安全プレショーの導入
搭乗前にスタッフが、アトラクションの特徴、荷物持ち込みルール、正しい乗車姿勢を説明し、お客様と一緒に手拍子等でリズミカルに注意喚起を行う「安全プレショー」を実施しております。
搭乗中も注意事項が記憶に残るように、搭乗前に気持ちを盛り上げながら、お客様にもご協力いただけるような「安全プレショー」を徹底しております。
双方でのシートベルトのロック確認
シートベルトの確認では、シートベルトに黄色のチェックタグをつけ、シートベルト装着後にお客様ご自身でもタグを引っ張ってもらうことで、お客様及びスタッフの双方でシートベルトのロックを確認しております。
アトラクション・チェンジ・サービスの導入
大型コースター搭乗の直前で不安を感じたお客様のため、搭乗をあきらめることを心理的容易に選択できるように導入したサービスです。お並びいただいた時間を無駄にすることなく、他の中型アトラクションを優先的にご利用することが出来ます。搭乗前に自信の無くなった方はぜひこちらのサービスの利用を係員にお申し出ください。
スタッフの試乗による安全確認
ハード(運行にかかわる主要部品)及びソフト(オペレーションの変更)での点検後に100回の試運転、スタッフ120名の試乗会、お客様100名のアンケート実施による安全確認を行っております。
金属探知機の導入
高所のアトラクション10機種を対象に、落下物による様々なリスクを回避するため、金属探知機ゲートを順次導入しております。
アトラクション利用基準の見直し
専門医の指導により、安全対策上、アトラクションごとに身長や年齢制限を設けております。
詳細は各アトラクションのページにてご確認ください。
ハード面の取り組み
機器・車両・レール整備においては建築基準法第12条(報告、検査等)に基づく昇降機・遊戯施設定期検査業務基準、メーカー基準に加え、更に厳しい自主点検基準、点検項目を設けて点検確認を行っています。
また、一定の運休期間を設けた安全総点検では、日常点検以上の徹底的な点検、整備を行い、点検後に100回以上の試運転を行い、ハードの異常の有無の確認を行ったうえで、従業員100名以上とアルバイト20名以上の試乗により、乗り心地の確認を行い、安全確認を行っております。
安全総点検について
園内のすべてのアトラクションを対象に、順次一定期間運休しながら、安全総点検と定期メンテナンスを実施しております。安全総点検では、ハード・ソフト両面の総点検を実施し、安全確認と注意喚起等の改善を行っております。
安全総点検による改善例
注意喚起レベルの改善
従来、大型機種での注意喚起は5段階で行っておりましたが、今回の見直しで更に2段階追加し、7段階の注意喚起に変更しております。
ヘッドレストに頭をつけられないポニーテール等の髪型、搭乗中に負傷する恐れがあるピアスの着用、正しい搭乗姿勢がとれないハイヒール、厚底靴での利用について不可とするなど、安全にご利用いただくために利用基準を厳格に見直しております。
お客様、スタッフへの安全対策としてホーム内にCPラインを施工し、注意喚起を強化しております。
搭乗中の注意喚起方法として、走路途中にスピーカーを施工し、搭乗姿勢や加速、ブレーキ等の特性に関する注意喚起放送を行っております。
お客様、スタッフへの安全対策として、リスク箇所への安全対策を行っています。
顧客安全管理体制の見直し
- 顧客安全の統括指令として、ハード、ソフトの情報を一元的に吸い上げて分析と対策を行うために、社内に安全対策室を設置いたしました。
- アトラクションでは「機長制度」を設け、機長はオペレーション、整備、誘導機能をすべて管理し、プロフェッショナルとしての責任感を持ち安全管理を更に強化・徹底してまります。
- 安全対策会議を月次で実施し、ハード、ソフトの情報を共有化し、組織内コニュニケーションを密にとることで、組織全体での安全管理を徹底してまいります。
警備、救護、防災、食品衛生への取り組みについて
お客様に安全・安心にご利用いただくために、警備、救護、防災、食品衛生に関わる安全対策を行っております。
地震、噴火、火災などの自然災害やその他の非常事態が発生した場合に、迅速に正しい対応がとれるように、各アトラクションや施設ごとにマニュアルを定め、防災訓練を実施するなど、従業員の教育を行っております。
顔認証システムによるセキュリティ管理
ご入園いただくすべてのお客様の顔を認証することでセキュリティ強化を図っております。
テロ対策警備
警察や行政等と連携し、テロ対策に関する警備体制、訓練を実施しております。
セキュリティ管理の取り組み
ご入園されるすべての方に手荷物検査及び金属探知ゲートによる身体検査を実施しております。
救護への取り組み
医師に指導頂き、初期対応講習会の実施、外部講師によるAED講習会を実施しております。
園内で体調が優れないお客様は救護室をご利用いただけます。血圧・心拍数測定器、骨密度測定器を用意しております。その他、救護スタッフによる応急処置の実施、必要に応じては救急車の手配、近隣病院の紹介をいたします。
また、園内5か所、近隣施設2か所にAEDを用意しております。
防災への取り組み
行政と連携しての防災訓練を実施している他、社内での防火訓練、消防設備の日常点検を実施しております。
食品衛生の取り組み
HACCP(※1) の考え方を取り入れた衛生管理を実施することで、衛生管理計画、衛生管理チェック体制の強化に取り組んでおります。
「食品衛生管理計画・記録簿」を使用し、HACCP5項目がすべてそろった園内の飲食店21店舗では「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理実施店」として HACCP 型プレートを掲示しています。
また、飲食に関わるすべてのスタッフが、食品安全方針を理解し実践できるよう、食品衛生講習を定期的に行い、食の安心・安全に向けた取り組みを行っております。
(※1)HACCP(ハサップ) 型衛生管理は、食品の衛生管理水準の向上と国際標準化を図る目的で導入された衛生管理方法です。
安全に運行するための仕組み
ジェットコースターってどうやって走るの?どうやって止まるの?
停電が起きたら?
安全に運行するための仕組みをご紹介いたします。